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かつぽんの自作関数集 かつぽんが作成した自作関数を収録。 文字列操作 文字列連結(範囲指定したセルの文字列を連結)
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ミュカレちゃんとトラベラーちゃん (出展・FF5のメリュジーヌにハァハァした人→) 「な、なんじゃこりゃー!!」 バッツがどこかで目を覚ますと見事なまでに体が縮んでいた。 身に着けていた鎧はブカブカで着る事が出来ない。 「クスクス……お目覚めかしら坊や」 奥からとある女性の声が聞こえた。 「だ……誰だ!? ってミュカレたん?」 まあ要するにミュカレ強姦小説の続きってこった。 しかしその女性はミュカレであってミュカレではなかった。 肌が明らかに灰黒く人間ではありえない程であった。 「私はトラベラー、ミュカレの妹よ」 とその女性は言った。 なるほど、顔色以外は確かにミュカレより幼い感じだ。 「今貴様にはタイムトラベルをかけたわ これは普通は眠らせた上で老人にしちゃう魔法なんだけど、使い方を工夫すれば」 するとトラベラーはバッツの前にひざまずきズボンを脱がす。 「ひっ!!」 そこには皮で包まれたバッツのティムポがあった。 だが毛は全く生え揃っていない、しかもすごく小さい。 「ほうらこの通り」 するとトラベラーはナイフを取り出し、バッツの皮を切り裂いた。 「ぐうっ!!」 そしてむき出しになったそれを優しく握る。 「ひぎゃああああああっ!!」 まだ慣れていない、それはバッツを刺激するのに十分だった。 「クスッ…… この通りもう坊やじゃあお姉さんに対抗出来ないの、だから命だけは助けてあげるからお姉さんのお願い聞いてくれるかなあ?」 「ぐっ……誰が……!!」 いたいけな(?)モンスターを強姦しているような鬼畜とは言え、一応バッツはクリスタルに選ばれた戦士だ。 簡単に誘惑されて言いなりになる訳にはいかない。 まあ、ついさっきコムサベラに誘惑されたばかりなんだがな。 つか時間軸はおかしいが気にしちゃいけない。 「ふうん、そう」 そう言ってトラベラーは指を唇に押し当てる。 「それじゃあ……」 すると一気に着ていたローブを脱ぎ捨てる。 姉ミュカレと同じく胸は大きい。 「食べちゃう♪」 するとトラベラーはバッツの頬と自分の頬を摺り寄せる。 すりすり。 顔色は悪いがそこからは確かにいい匂いがする。 「くうっ!!」 小さいながらティムポが競りあがるのを感じる。 「あら? 坊や 起ってきちゃったかなあ? じゃあもっと気持ちよいことしてあげるわね」 するとトラベラーは自分の唇とバッツの唇に重ね合わせた。 トラベラーの舌とバッツの小さな舌が幾度もなく重なりあい、バッツの小さな体の中に甘い唾液が注入されていく。 「ふふん……ん……」 甘い息が鼻にかかる。 そして唇を離す。 「どう? これでもまだ私の言う事聞いてくれない?」 「……うう……」 「そう?」 そしてもう一度唇を重ね合わせ舌を転がし唾液を注入する。 バッツの意識がどんどん薄れていく。 「そう、強情ね、でもそういうの好 き よ ♪」 するとまだ血の流れているバッツのティムポを握り始めた。 「あのねえ坊や、この状態でいいからお姉さんの言う事聞いてくれる♪」 「は……はい」 トラベラーはクスッと妖艶な笑みを浮かべるとティムポを摘む要領で動かし始めた。 「はうっ!!」 それが逆に快感になっていた。 「あのね……坊やが前に捕らえたミュカレお姉ちゃんが居るでしょお?」 「う……うん」 「そのミュカレお姉ちゃんを解放して欲しいのぉ……いいでしょぉ?」 「やだ……」 するとさすっていた指に力が入る。 「はうっ!!」 「じゃなきゃ潰すわよ、ガキが」 その声にドスが効いていてバッツにはとても怖かった。 というより性格も子供化してきているような気がする。 「そ……それはダメだ!! ミュカレお姉ちゃんは僕の恋人だ! だからダメだ!! それなら潰してくれてもいい!!」 バッツの悲痛な叫び。 人間とモンスターの間に生まれた愛。 と言っても性奴隷のようなもんだがな。 だがそれを聞きトラベラーの中で何かがキレた。 「だったら……」 トラベラーはナイフを取り出し。 「望みどおりに潰してくれるわあっ!!」 ナイフがバッツのティムポを切ろうと襲い掛かる! だが子供化したバッツにはそれに対抗する手段はない! ついでに言うと禿しく今更だが仲間たちも居なかったり。 バッツは泣き叫ぶ。 「助けてミュカレお姉ちゃん!!」 バッツは無意識のうちに「はなつ」を使っていた。 放たれるのは当然あの少女。 「ミュカレ……お姉ちゃん?」 トラベラーは懐かしい面影を見た。 赤いローブ、大きな胸、ピンクに光る唇。 「バッツは……?」 ミュカレの桃色の光る唇から言葉が発しられた。 「バッツはどこぉ……?」 「ここだよ! ミュカレ!!」 そこには小さく縮んだバッツが居た。 「ああ、わかるわバッツ……今こうして貴方が見える 私の恋人バッツ」 「ミュカレ!!」 恍惚に満ちた表情で言葉を発するミュカレ。 そしてその言葉は電波に満ち溢れていた。 「そ……そんな! この坊やが言ってたミュカレお姉ちゃんの恋人というのは本当だったというの!?」 その場に泣き崩れるトラベラー。 だがミュカレはそんなトラベラーに手を差し伸べる。 「いいからあなたも私と一緒にバッツを喜ばせるのよ、なぜかここに居る私の妹」 笑顔に満ち溢れるトラベラー。 「は……はいっ!! お姉さま!!」 そこから先は極楽だった。 トラベラーが下、ミュカレが上、中にチビバッツが挟まりサンドイッチ状態になった。 二人とも胸が大きく、バッツの体を擦れる。 「ミュカレ好き! ミュカレ好き!」 「ああんっ!!」 「お姉ちゃん! お姉ちゃん!!」 ついでにトラベラーはやっぱとらえられましたとさ、糸冬。 (注・二匹以上「とらえる」ことは出来ません、でもいいんです、二次創作ですから) ミュカレ最高!よく思いつきましたね。 -- オメガ改 (2007-12-05 01 09 58) おっきした -- 名無しさん (2007-12-09 07 53 36) 名前 コメント
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自作テンプレ投稿欄での注意 テンプレ名、URLと名前を必ず記入してください。 テンプレが既出の場合もありますので、予めご了承ください。 なるべく短縮したURLでお願いしますm(._.)m 試しに https //tinyurl.com/2ev4urrh -- 大晦日江璃 (2023-01-10 17 29 09) アルバトロスDEF https //tinyurl.com/2ah2xddb -- yuuki (2023-02-10 16 28 43) 名前 テンプレ名とURL
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馬に荒らされて居ると言うが信者の自作自演である。 わざと馬の好むキャラクターを殺害したり、獣サイトでバトロワの話をする
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865 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/06/28(日) 22 17 35 ID CAlw0Ifa 律(聡のやつ・・・なんで女のコなんかと歩いてたんだろ・・・?) がちゃっ 聡「姉ちゃ~ん?」 律「わぁっ!」 聡「姉ちゃん・・・あれ?どうしたのさ?顔真っ赤だし、目も赤いよ?」 律「え、あ、いや・・・その・・・なんでもないよ!ほっとけ!」 聡「そ、そう?」 律「誰・・・?」 聡「え?」 律「今日、一緒に歩いてたコ・・・誰?」 聡「ああ、あれは同じクラスの子だよ」 律「・・・」 聡「転校してきたばかりで、道に迷っちゃったんだって」 律「そう・・・」 聡「え、なに?俺に彼女が出来たとでも思った?」 律「う、うるさい!用が無いなら出てけよ!シッシ!」 聡「んだよ~。変なの、今日の姉ちゃん」 バタン 律(う~・・・私ってば、なんて馬鹿なことを・・・!) 出典 【けいおん!】田井中律は前髪可愛い30【ドラム】 名前 コメント すべてのコメントを見る
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自作キャラでバトルロワイアル2nd 原作つきのキャラクターではなく全員が同じクラスメイト同士の 完全オリジナルのキャラだけで構成されたバトルロワイアル企画。 通称自作ロワの第二段らしい。 パロロワテストしたらばで企画されていた自作ロワ外伝のスレッドを再利用しており、 この時に集めた生徒・テロリストのキャラクターも一部流用している。 全体的にオリバトをパロロワ形式にリファインしたような雰囲気が漂うロワだが、 初っ端から通常のロワでは考えられないような展開を見せ、中々油断はできない。 というかテロリストより、クラスメイトの女子高生の方が遥かに恐ろしく見えるのは気のせいだろうか? 参加者 安佐蔵恭二郎 一番 天草紗耶香 功野錬司 二番 有栖川桜 板倉竜斗 三番 上原鞠愛 鹿狩瀬荻矢 四番 京終春日 神楽雅光 五番 桐野きらら 霧島無色 六番 桐原千里 桐野ラキ 七番 黒嵜暁羽 国分寺多聞 八番 高森乙子 琴浦周斗 九番 砂野碧衣 最強堂勇太 十番 砂野夕璃菜 静間菅人 十一番 サフィロ・シャリーノ ジョナサン大山 十二番 月元夢子 戸崎繭 十三番 問芒操 中井沢尽 十四番 中川いさ 仁木天 十五番 麓山留夏 藤ヶ原二臣 十六番 不動院凛華 穂積宗一 十七番 水原維澄 松平左京 十八番 三住明梨朱 三木清葉 十九番 八十島秋乃 渡世朝秋 二十番 嵐崎・キャラハン・蘭子 全40人 外部リンク 支援サイト 自作キャラでバトロワ2ndまとめwiki 自作キャラでバトロワ2nd - したらば避難所 - 現行スレッド 自作ロワ外伝-テロリストと戦ってみました-
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「おねえちゃんさ、誕生日何が欲しい?」 「えぇ?」 オフの日曜日、私は舞とお買い物デートを楽しんでいた。舞のお気に入りの安くて可愛いアクセサリーショップで、おそろいのネックレスを買おうかなんて話しているときに、唐突にそう切り出された。 「事前に聞いちゃうの?それ。」 「だってぇ。」 舞は目の前でプラプラ揺れてる、ものすごい色使いのドレスを着たどでかいクマちゃんのストラップを指差した。 「例えばさ、舞が誕生日にこれあげたらどう思う?」 うーん。 ケータイのストラップとしてはかなり大きすぎる気もするけれど、もしかしたら私のキラキラデコ電にはしっくりくるかもしれない。 せっかくもらうんだったら、そのストラップに合わせてケータイをカスタムしなおしてもいい。 「嬉しいよ。」 少し考えて私が答えると、なぜか舞は難しい顔になってしまった。 「じゃあ、これだったら?」 次に舞が手に取ったのは、き●んしゃトーマスのトートバッグ。全面プリントされたトーマスが、笑ってない目で微笑しながら私を見つめる。 「えー!びっくりするけど、やっぱり嬉しいと思うよ。エコバッグに使わせてもらうかも。」 「うんこ型ボールペン。」 「もらったら使うよ。友達にウケそうだし!」 「赤ちゃん向けのおもちゃ。ガラガラとか」 「部屋で1人で遊ぶかも。」 「・・・そう、そうなんだよねお姉ちゃんは。」 「な、何?」 舞は大きな目をくるっと私のほうへ向けた。多分これは、ちょっと真面目な話をしたいってサイン。 「お姉ちゃんて、何あげても喜んでくれるでしょ。気を使ってとかじゃなくて、本当に嬉しく思ってくれる。」 「そうかな?うーん・・・そうかも。確かに、プレゼントをもらうってこと自体がもう嬉しいって思うかな。」 「それってさ、逆に選びづらいんだよね。だって、舞はお姉ちゃんのものすっっっごく喜んだ顔が見たいのに、せっかくの誕生日もリアクションが一緒じゃ味気ないよ。」 うっ。 そういえば、何日か前にも同じようなことを千奈美に言われた気がする。「舞美はさ、喜びの沸点低すぎだよ!」って。 私はあんまり物事に対して不満を持ったり激怒したり、逆にテンション上がりすぎておかしくなっちゃうみたいなことがない。 ちっさー・なっきぃとメイドさんで遊んだときはかなり盛り上がったけれど、そういう時だって、例えば前のちっさーみたく「うひゃひゃひゃひゃひゃ!」ってMAX状態にはならない。 「私が欲しいものかぁ・・・何だろうな・・・」 「あ、待って。やっぱりいいや。」 真剣に考え出したところで、舞がストップ!のジェスチャーで私を止めた。 「そうだよね、考えてみたらこういうの本人に聞いたって仕方ないよね。ごめん。舞、お姉ちゃんにめっちゃ喜んでもらえるように頑張るから!」 「そ、そう?私も舞へのプレゼント考えておくね」 そんな感じで一旦会話は終わったのだけれど、私は舞からの指摘に、内心動揺していた。 私って、何が嬉しいんだろう・・・?こんなにいろんなことを簡単に嬉しがるのは、変なのかな?心から喜んでないってことになるのかな? 普段あんまり物事を深く考えない分、一度気になるとそのことばっかり考えてしまう。 そんなわけで、私は少々自分の喜怒哀楽の“喜”と“楽”が、よくわからなくなってしまったのだった。 次の日、雑誌の取材の休憩中に楽屋でくつろいでいると、なっきぃとちっさーがニコニコしながらやってきた。 「はい、みぃたん!このお菓子ね、今コンビニで売ってたんだ!みぃたん好きそうだったから、2人で買ってきたケロ♪」 「あんまり甘くないみたいなので、舞美さんのお口にも合うと思うわ。よかったら、召し上がってください」 「わ・・・わぁ~!!!おいしそー!!ありがとうー!!!」 うわうわ、何このリアクション!自分でもどうかと思うぐらい、私はわざとらしい大声で、2人にお礼を行っていた。 「あ・・・嬉しくない?ごめん、無理させちゃった?」 みるみるうちに、なっきぃの顔がしょんぼりしてしまった。 「舞美さん?」 「あっ違う違うの!ごめんねなっきぃ!本当に、これおいしそう。ありがとう!」 慌ててフォローしようとしたけれど、うまい言葉が見つからない上に余計わざとらしい感じになってしまった。肩を落としたなっきぃは、そのままちっさーと歩いていってしまった。 「はぁ~・・・」 浮かない気持ちのまま、私は仕事を終えて電車に乗り込んだ。 いつも一緒に帰る舞は、今日は家族で出かけるらしい。ちょっと寂しい気持ちのまま、ドア付近の手すりにもたれて景色を眺める。 「舞美さん。」 「うわっ!」 しばらくボーッとしていると、突然背後から名前を呼ばれた。 「びっくりしたあ、ちっさーかぁ!一緒の電車乗ってたんだ。最初から一緒に帰ればよかったね。」 「あ・・・えと、お元気がないようだったので、千聖が話しかけてもいいものかわからなくて。あの、でも、もし私でお力になれれば、何でもお手伝いします。」 「ちっさー・・・」 ちっさーは、お姉さんモードで笑いかけてくれた。無性に甘えたくなった私は、ぎゅっとちっさーを抱きしめてみた。 「グチってもいい?」 「ええ。もちろん」 ちっさーのちっちゃい体は、あったかくて柔らかくて、ふわふわいい匂いがした。優しい声のトーンに促されるように、私は今の自分の気持ちをちっさーに打ち明けた。 「・・・そうだったんですか。それで、本当にご自分が喜んでいるのかわからなくなってしまったのですね」 「さっきはごめんね、私本当に、なっきぃとちっさーがお菓子くれて嬉しかったの。でも、変な感じになっちゃった。」 「あぁ、それはもうお気になさらないで。早貴さんも、落ち込んでいるというより、舞美さんが元気ないことを心配していらっしゃったわ。」 背の低いちっさーの声は、抱きしめているとちょうど私の胸の辺りにダイレクトに響いてくる。 声と一緒に、ちっさーの優しさもしみこんでくるようで、ちょっとだけウルッときた。 「舞美さん。私、舞美さんには今までどおり、嬉しいと思った時には思いっきり喜んでいただきたいです。 舞美さんの笑顔を見ていると、とても元気になるわ。舞さんは、きっとそんな舞美さんのもっともっと素敵な笑顔を引き出したいって思ったのではないかしら。」 「いいのかな・・・これからも単純で何でも喜ぶ私のままで」 「私は、これからも舞美さんがたくさん笑顔でいてくださったら嬉しいわ。」 ちっさーは目を三日月にして、私の顔を見上げて笑ってくれた。 「よーし、ちっさー!励ましてくれたお礼に、今からご飯行こう!」 「えっ・・・あら?でも、私、家族と・・・」 「ラーメン、おごってあげる。」 耳元で囁くと、ちっさーはお嬢様らしからぬニヤリ笑いで「・・ご馳走になります。」と返してきた。 「さ、ちっさーの最寄り駅で降りよう!前においしいって言ってたところ、連れてって!」 「ええ。ギョーザもおいしいんですよ。」 「ほんとー!?私今ギョーザ気分なの!嬉しいっ!」 ギョーザ一つで元気になれちゃう私は、悩んだところで、結局嬉しがりな性格は変えられないみたいだ。 「お誕生日、楽しみにしてくださいね。千聖も舞美さんにうーんと喜んでいただきたいわ。」 クフフと笑いながらホームへ降り立つちっさーの背中を、私は晴れやかな気持ちで追いかけた。 ―後日談― 「なっきぃ!あれ見て!山!おっきくない?」 「みぃたんはしゃぎすぎ~キュフフ」 今日は私の17回目の誕生日。 予定入れないで、絶対に開けておいて!とみんなに言われて、朝早くに呼び出された私はそのままわけもわからず電車に乗せられた。 「お誕生日、おめでとーう!」 オフの日だというのに、メンバー全員がそろっている。私の誕生日を祝うために、みんなで集まってくれたんだ。 電車の中だから声は小さめだけれど、ハッピーバースデーの歌を歌ってくれた。 「舞美には、キュート全員からこちらを差し上げます。」 かしこまったえりから、封筒が手渡される。 「・・・旅行券?」 「みんなでお金出し合って買ったんだよ。舞美、ずっとメンバーで旅行したいって言ってたでしょ?まぁ、一泊だけなんだけど、今から温泉に行くんだよ。」 「覚えててくれたんだ・・・・!」 「舞美さんのお荷物は、こちらで用意してますから。おくつろぎくださいね。」 胸の奥から熱い感情がじわじわとこみあげてくる。私は顔中くしゃくしゃにしながら笑って、「ありがとう!」と一人一人にハグしながお礼を言った。 「ねえ、舞。」 「なぁに?」 私の隣で、ちっさーのかばんから取ったお菓子をポリポリ食べてる舞に話しかける。 「舞さ、私が本当に喜ぶポイントがわからないって言ってたでしょ」 「あぁ、あれは・・ごめん、なかったことにして。そんな風に言ったらだめだって、千聖に怒られちゃった。」 チロッと舌を出して、舞は肩をすくめた。 「そうなんだ・・・。でもね、私思ったんだけど、私が一番嬉しいことって、私だけじゃなくみんなも一緒に嬉しく思ってくれることなんだと思う。家族や友達にも誕生日プレゼントもらったけど、正直、このプレゼントが一番嬉しいもん。」 舞は目をパチクリさせて「・・何かおねえちゃんらしいね。」と笑った。 「もうすぐ着くよー!準備できてる?ほらほら、みぃたんと舞ちゃんお菓子しまって!」 なっきぃの呼びかけで、私たちはいっせいに立ち上がった。 「あらあら、舞美お嬢様。お荷物をお持ちしますわよ。とかいってw」 「お足元にお気をつけて。とかいってw」 「ちょっとー、私の口癖まねすんなよー!とかいってw」 こんな素敵なメンバーに囲まれているんだから、私がいつでも嬉しそうな顔になってるのは、当たり前のことなんだよね。 「舞美ちゃん?早くおいでよー」 「はーい」 楽しい旅行になるといいな。そう思いながら、私はみんなの元へ走っていった。 TOP コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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218 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 08 33 43.71 ID uFrA/dlzO [1/3] だいぶ違うけど似たような事してた人がいたなー。便乗でプチ報告。 昔PC全員で国を作成するシステムを、GM持ち回りでキャンペーンやった時のこと。 PCも国王、軍師、将軍、大臣その他など全員が国の重臣って面子。 大臣がなかなかの曲者で、下剋上を目論む悪徳大臣のオッサン(アカメが斬るみたいな)だった。 そういうキャラって国王を裏から操ってそうなイメージがあるけど、彼は武力で国を奪う事を計画しているストロングスタイル。 (国王もPCだから操ったりできないし) ゆうてもそんなネタPCも面白いと思ってみんな好意的に受け入れてた。 その大臣のPLであるAがGMを担当したセッションが、大臣が賊に拉致され、国に対して身代金を要求されるというものだった。 調査してみるとその賊はある程度の兵力を持った集団で、親玉は昔大臣と付き合いがあったらしい。 それだけでも個人的なトラブルから誘拐されただけなんじゃ…と思ったんだが。 賊に指定された場所へ行くと、洞窟に気絶した大臣が転がされてて、 その前で通せんぼしている賊達と交渉という事になった。 賊の要求は「高額の身代金を払え。そして俺達を高待遇で雇え」というものだった。 ちょっと言ってる事がよくわからないです状態だったが「逆らえば大臣殺す」と言うので国王が交渉に入る。 219 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 08 36 23.16 ID uFrA/dlzO [2/3] まず、雇うのはいいがそれなら身代金なんて取らなくもていいだろう?という方向で話をすると、 賊の親玉は「お前らの大臣を想う気持ちはその程度のもんなのか?」 「金のために切られるような国王だったなんて大臣も可哀想に」と謎の上から説教。 そこから金の話が人情の話に擦り変わってごね続けるので話が通じず、 しょうがないから身代金も払いますと要求を受け入れると、 「じゃあお前(国王)にとって大臣はどういう存在なんだ?」との質問。 国王が「我が国の大事な家臣だ」と無難な答えを返したが、 「それだけじゃあ大臣を渡すわけにはいかねぇなあ」とダメ出し。 そしてまた「お前らの大臣を想う気持ちは~」のループ。 国王のPLは小心者と言うかシナリオの誘導にきっちり従って行動するタイプだったので、 悪徳大臣に対してかなり無理のある「私達のかけがいの無い仲間だ!」という方向の煮えロールに修正した。 すると気絶してたはずの大臣が起き上がり「グフフフ。その言葉、確かに聞きましたぞ」と笑って一件落着。 え?自作自演?怪しいと思ったけどマッチポンプだったの?とざわざわするPL達だったが、 賊の親玉からは「これからも大臣をよろしく頼むぜ!」とありがたいお言葉を頂き、 その後賊達は国に雇われて国境の警備につきましたという後日談とともにセッション終了。 220 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 08 39 08.85 ID uFrA/dlzO [3/3] 後から本人に色々聞いてみたら「大臣が反乱する時に備えて手駒として動かせる兵が欲しかったから昔の仲間を出した」との事。 謀反のために血税から身代金払わせたんすか……。つうかそれも軍資金に回すつもりなんじゃ… 大体、PL間で冗談と言っても下剋上を公言してるくせに相手にだけ友情ロールを強要するなと思った。 文字通りPCを人質に取ってるからテロには屈しない対応で見捨てるわけにもいかなかったし。 まあ、大臣が意識を失ってるって体裁で交渉してたんで、 「大臣は自分のために国が犠牲を払う事を喜ぶような男ではない!そうなるぐらいなら死を選ぶだろう」 「大臣すまん!国のために死んでくれ!」 って勝手にRPで断言してチキンレースに持ち込む手はあったかもしれない。(少なくとも相手を悪役にできる) A本人も「確かにそれをされたら困ったと思う」とは言っていたけど、 俺は国王じゃなくて脳筋将軍だったのでそんな口ははさめなかった。 ちなみにその後は反乱する前にリアル事情で集まれなくなってキャンペーンも消えた。 補足するとAは普段はPC一人一人を大事にして対応してくれるいいGMで、 PL時はビッグナンバーだとはっちゃけたキャラもやったりするぐらいで困った所は無かった。 このAとタイプが似てる別のGMもそうだったんだけど、自分がPLの時は自分のPCがとにかく一番みたいな傾向があるので、 おそらく自分のPCを愛し過ぎてしまったが故の暴走だったんだと思う。 (PLやる時と同じように自PCを愛した状態でGMをやってしまった) 普段はいい奴だったんです。この件だけはモヤモヤするからと報告した俺が困、って思うぐらい。 以上です。 221 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 08 51 35.05 ID X28PohgP0 [2/3] 218 乙 あー確かにモヤモヤするねえ、それまで良いGMだっただけに やはりGMの時に自PCをNPCとして出すのはダメだな 過去報告にもいろいろあるし俺もやられたことある 222 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 08 52 50.41 ID R6DbM8IW0 困というか、頭が悪い故の事故かな モヤモヤする程度なら愚痴スレに書けばいいのに 223 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 08 53 55.43 ID jnLmUk1C0 [1/3] まあ困ではないわな、困はそこから一線越えた奴だもの 愚痴スレ案件だわ 224 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 09 49 26.43 ID X28PohgP0 [3/3] モヤモヤなのは普段は良いGMだったからで 件のセッションだけ見ると充分に困じゃね? GMの望む返答するまで話が進まないとか 完全に吟遊だし 225 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 09 49 53.35 ID B7fJP2j60 [1/2] そうか?国王PLの性格に結果として付け込んでいる形になってる辺りは結構悪質に思えるんだけど。 こういうのがプチ困なんじゃね? 226 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 09 58 05.70 ID vEjkPLT10 [1/2] プチであることは否定しないが困じゃないと言い切るのも非常に違和感が 227 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 10 40 40.43 ID FBIFAhAX0 持ち回りGMとかで、自PCの優先的な強化を図るのは困だろ 個人として見た場合、他に瑕疵やら余罪がなければ本人を困と呼ぶ程ではないとも思うが、報告された行為は紛れもなく困行為かと 228 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 10 40 58.69 ID t2X1hwRt0 自分のPCが得する為に他のPLを1セッション付きあわせて自分以外のPCに損をさせたってのがプチか? 大臣PCは明確に詐欺働いたんだから次のシナリオで裁判に掛けられて処刑でもおかしくないと思うが 230 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 11 26 18.43 ID B7fJP2j60 [2/2] 愚痴スレ案件とか事故とか言われてたんで流石にそりゃ違うだろと思ってプチ困と言ったが、 確かに普段の素行抜きに考えたら困だね。 231 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 11 26 52.81 ID W/OiefRl0 [1/2] 誘拐犯も次のシナリオで裁判に掛けられて処刑で良いよなあ。 233 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 12 15 32.16 ID DsKWlKyG0 困かそうでないかと言われれば困ではあるんだろうけど程度は小さいかな愚痴スレ案件に近いな 悪徳キャラをPCにしてるのを容認した段階で策謀進める雰囲気になるのはあるだろうし 234 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 12 19 47.20 ID f0uHEE360 [1/2] 事前にこういうキャラだと公開されて他の面子がそれ受け入れてた時点で 類似のシチュは絶対あるだろうしなー。ここまで下手でグダるのはないにしても 238 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/04/16(木) 12 48 53.76 ID PwxMTLwR0 218 報告おつ 報告でも書かれてるけど結局この大臣がPCじゃなければ 少なくとも交渉の後、気絶の振りから起き上がった段階で 切り捨ててるよねってことを考えると下手だし その下手さも不慣れさによる下手じゃなくて 言い過ぎかもしれないけど悪意によるものだから困だなって思ったわ スレ412
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1 2 ※キャラ崩壊・和ちゃん 2010/08/26 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1282748794 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 和が気持ち悪いけど元からだし、他は面白かった! -- (名無しさん) 2014-08-24 16 47 01 ワロタWWW -- (名無しさん) 2014-06-25 16 23 45 和WWW -- (名無しさん) 2013-04-15 08 49 25 おもしろかった! 独り言多い唯さんかわいー -- (名無しさん) 2012-04-25 23 08 11 たかが前髪で気絶した和、たかが前髪で冷たくなった憂 所詮はオッサン作者だな -- (名無しさん) 2012-03-18 07 19 28 不細工ではないけどな(本来の意味的に) -- (名無しさん) 2012-03-18 07 11 34 前髪を切った唯も可愛いよ -- (名無しさん) 2011-10-23 09 55 11 さりげなく萌え豚を愚痴られとる⁈ 俺、今年の春休みにけいおん!観て萌え豚に目覚めたぞ‼ -- (あずにゃん) 2011-09-01 14 59 22 のどかー -- (名無しさん) 2011-09-01 13 40 55 唯ちゃんは不細工カワイイのが萌え!なのです (不細工=関西弁で言うところの”出来が悪い、みっともない”ニュアンス含む) -- (ムギビジョン) 2011-04-03 11 50 59
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律「うん、それで今日梓と遊んでさ…」 夜、私は部屋で澪と電話で話していた。 なんとなく寂しくて話し相手が欲しかったから、私が電話したのだ。 律「色々連れて行きたかったんだけど、上手くいかなくて」 澪『ふぅん…律にしては珍しいな』 律「なんかさぁ…私って梓にあまり好かれてないじゃん?」 澪『そうかな?』 律「そうだよ……お前に比べれば全然」 澪『私と比べられても…』 律「だから今日仲良くなろうと頑張ったんだけどさ……なんか力入っちゃって逆にダメダメで」 律「ドラムのゲームでもミスってかっこ悪いところ見せちゃった」 澪『律っぽくないな』 律「本当だよ…どうしたんだろう」 澪『…でも、言っておくけど梓はお前のこと嫌いではないと思うぞ?』 律「そうかなぁ…」 澪『そうだって、自信持っても大丈夫だよ』 律「…ま、澪がそういうならそうなんだろうな」 澪『もちろん』 律「しかし澪に励まされるとは…一生の不覚」 澪『おい!なんだそれ!?』 律「あはは、冗談だって」 澪『まったく……もう遅くなるから切るぞ?』 律「うん、じゃあなー」 携帯を切り、ベッドに放り投げた。 私もベッドに飛び込む。 そしてその投げた携帯をジーッと見つめている。 梓からの電話なりメールを待っていた。 律(お礼ぐらい言ってもらえると思ってたんだけど…ダメだったかな) 今日一日のこと思い出した。 何がまずかったのだろう。 何か気に障ることでもしたのだろうか。 いくら考えても分からなかった。 律(あー…失敗したのかなこりゃ) 律「……」 律(それにしても、梓のことだと色々悩んじゃうな…) 律(なんでだろう…) 律「……」 そのまま瞳を閉じて、眠りについた。 …… 朝、目が覚めベッドから出る。 頭はまだボーっとしている。 「……」 昨日のことを思い出した。 彼女と遊んでいた時間。 楽しかったのかつまらなかったのか分からない。 けど、新鮮な感覚だった。 「……」 そろそろ学校の時間。 今日はどんな顔をして彼女に会えばいいのだろうか。 純「律先輩と遊んだ?いいな~楽しそうで」 梓「でもさ、そのおかげでギターの弦買い忘れちゃって」 朝の休み時間、授業が始まるまでいつもの友達とおしゃべりをする。 この時間は気楽に過ごせて好きだ。 純「あぁ、弦ならジャズ研で余ったやつあるよ」 梓「本当?」 純「うん、なんだったらあげてもいいけど」 梓「ありがとう!純!」 放課後、授業が終わると急いで音楽室に向かった。 弦も張り替えたし準備は万端だ。 梓「こんにちは」 唯「おっ、あずにゃんいいところに来たね~。一人で暇だったんだよぉ」 部室の扉を開けると、ソファの上でゴロゴロしている先輩が迎えてくれた。 相変わらずだらしないが、この人らしいともいえる。 梓「唯先輩一人なんですか?」 唯「うん、みんな掃除や色々用事があってね」 梓「そうですか…」 唯「それよりあずにゃん」 梓「なんですか?」 唯「あずにゃんもゴロゴロしようよ~」 梓「結構です」 唯「えぇっ!?なんで~」 梓「ダラダラしてないで練習してください」 唯「うーん…もうちょとダラダラしてから」 梓「はぁ…」 まったく、これだから唯先輩は。 呆れながらも、唯先輩だからしょうがないと思い少し笑ってしまった。 唯「ほら、あずにゃんもこっちにおいで」 梓「えっ…」 唯先輩は私の腕をひっぱる。 そのまま先輩の上に覆いかぶさってしまった。 梓「えっ…唯先輩?」 唯「えへへ~」 先輩が私のことを強く抱きしめる。 すこしドキドキした。 ただ唯先輩にとってこれはコミュニケーションの一つであり 特別なことではない。 私もそこは理解していた。 梓「唯先輩、もう話してください」 唯「もうちょっと」 梓「もう…」 その時、ガチャッと音楽室の扉が開く音がした。 律「おーっす…」 梓「!」 律「あっ…」 唯「りっちゃんいらっしゃ~い」 律「あ、あぁ…」 梓「……」 律「…お前らは相変わらず仲良いな~」 唯「えへへ」 梓「……」 なぜか急に恥ずかしくなった。 こんな事、軽音部じゃ当たり前の光景なのに。 律先輩と顔を合わすことができない。 なんでだろう… 唯「澪ちゃんとムギちゃんは?」 律「ムギはまだ掃除、澪は進路調査とかでもうちょっと遅くなるって」 唯「そっかぁ」 律「はぁ~疲れた、私もちょっと休もうかな」 梓「そ、そんなことより早く練習を!」 律「あっ、うん……」 唯「え~?もうちょっとこうやってようよぉ」 唯先輩が力強く私を抱きしめた。 梓「もう、いい加減離してください!」 唯「ええではないか~ええではないか~」 律「……」 梓「り、律先輩からもなんか言ってくださいよ」 律「…別にいいんじゃない?」 梓「えっ…」 律「せっかくなんだからもっと楽しんじゃいなさいよ、お二人さん♪」 唯「では遠慮なく♪」 梓「ちょ、ちょっと律先輩!?」 律「さ~て、澪たちが来るまで漫画でも読んでようかな~」 梓「……」 昨日真面目に練習するって言ったのに… なんだか裏切られた気分だ。 結局その後、澪先輩とムギ先輩が来て。 いつも通りミーティングをしていつも通り少し練習をしてその日は終わった。 満足いく練習ができなくて、私は少し不機嫌になる。 梓「むぅ…」 律「どうしたんだ?梓」 梓「先輩、昨日ちゃんと練習するって言ったじゃないですか」 律「あぁ…あれね。まぁ明日からはちゃんとやるよ」 梓「今日やらない人が明日やるとは思えません」 律「…おっしゃるとおりで」 梓「しっかりしてくださいよ、部長なんですから」 律「あはは、申し訳ありません」 梓「はぁ…」 こういう適当な所があるから好きになれないんだ。 律先輩らしいって言っても、私は納得できない。 その性格をなんとかしてほしい… …… 律「……」 澪と分かれた帰り道、私は一人で歩いていた。 少し落ち込んでいる。 律(本当は梓の言うとおりにやりたかったんだけどな…) 律(その方が梓も喜ぶと思ってたし…) 律(けど……) 律「……」 唯と梓が抱き合ってるところを思い出した。 あれは唯のスキンシップだって分かっていたけど…なんか悔しい。 私は私なりに頑張って梓と仲良くなろうとしてるのに、唯はあんなにも簡単にくっつけるなんて。 悔しくて、モヤモヤして…そのせいで練習する気も起きなくて。 つい意地悪なこと言ったりして……本当はそんなつもりじゃないのに… 律(また嫌われちゃったかな……) … 梓「……」 家に帰り、自分の部屋でくつろぐ。 ご飯も食べたしお風呂も入った。 明日の予習も、ギターの練習も終わった。 やることがない… 憂に適当なメールを送ってみたが返信はまだ来ていない。 唯先輩の相手でもしているのだろう。 梓(一人っ子はこういう時つまんないからいやだ…) 梓「……」 暇だからベッドでゴロゴロしながら携帯をいじっている。 その時、あることに気づいた。 梓(あっ…律先輩に昨日のお礼まだ言ってない…) 梓(…今からメールしようかな) 梓(でも今さらって感じがするし…) 梓「……」 少し考える。 …そういえば律先輩の方は昨日した約束を破ったじゃないか。 真面目に練習するって言ったのに… 梓(なんか…もうどうでもいいや) 私は携帯を閉じた。 そして律先輩への不満を頭の中で爆発させる。 どうして部長なのにもっとしっかりしてくれないのだろう。 どうしてちゃんと練習しようとしないのだろう。 どうして私の思い通りにしてくれないのだろう。 梓「……」 最後の不満は不満なのか? ちょっと違う気もするが… 梓「……」 でも悪い人ではない、それは分かっている。 彼女なりに気を使ってくれるし、優しくしてくれるし。 昨日も私のために色々としてくれた。 今まで彼女とは絡みたいとは思っていなかった。 無意識のうちに避けていたのかもしれない。 嫌いではないのに… 梓「……」 そう、嫌いではない…律先輩のことは嫌いではないんだ。 嫌いではないが…なぜだか彼女に対しては不満ばかりが募る。 どうしてだろう… 梓「……」 梓(なんか昨日からずっと…律先輩ことばかり考えてる…) 梓(変なの…) 自分でも分からなくなってきた。 先輩と仲良くなりたいのか、どうなのか。 好きなのか嫌いなのか… 梓「もっとしっかりやってくださいよ、先輩…」 部屋で一人呟く。 不安定な気持ち。 律先輩がこのまま不真面目だと、彼女に対して本当に失望しそうで怖くなった。 梓「私だって嫌いになりたくないんですから……理想的な先輩になってくださいよ」 理想的な先輩……なぜ律先輩にこんなことを求めているのだろう。 だんだん自分の気持ちが混乱してくる。 何がなんだか分からない。 もう寝よう。 …… 律「なんだかさー、最近人間関係がうまくいってない気がするんだよなぁ…」 紬『りっちゃんが?』 今日はムギと電話している。 梓との関係でモヤモヤしていたので思い切って相談することにした。 相手が梓ということは秘密にしているけど。 律「なんとか仲良くなるように頑張ってるんだけど、上手くいかなくてさ…」 紬『珍しいわね、りっちゃんなのに』 律「なんかその言葉、澪にも言われた気がする…」 紬『だって私が見る限りに、りっちゃんて意識して誰かと仲良くしようとしないでしょ?』 律「は?」 紬『みんな気づいてたら、りっちゃんと友達になってたじゃない』 律「……そう?」 紬『えぇ…だからいつも通りのりっちゃんのままで、その人と向き合えばいいんじゃないかしら?』 律「うーん……でもいつも通りの私を向こうが嫌ってるような…」 紬『…誰かに嫌われないように生きるのって、辛くない?』 律「……」 紬『もしりっちゃんが私に嫌われないように振舞ってたら、私は嫌いになっちゃうかな~』 律「えっ…なんで」 紬『だって、それじゃあ私に心を開いてくれる事にはならないじゃない?』 紬『そんな人とは友達になりたくないわ』 紬『もしそれで友達になっても、お互い気を使って疲れるだけだと思うし』 律「……」 紬『りっちゃんはどうしたいの?その人と仲良くなりたいんでしょ?』 律「うん…」 紬『だったら、ありのままの自分でぶつかる方がいいんじゃないかしら』 紬『本当の自分を見せなきゃ、その人だって心を開いてくれないわよ?』 律「……」 紬『大丈夫、素のりっちゃんを嫌う人なんていないから』 律「……本当?」 紬『えぇ、もちろん』 律「…ありがとうムギ、なんか楽になったよ」 紬『ふふっ、どういたしまして』 律「そうだよな…私らしくないよな…」 紬『ところでりっちゃん』 律「ん?」 紬『その人って…男の人?』 律「は、はぁ!?なんでそうなるんだよ!」 紬『だって…好きな人の前で本当の自分をさらけ出せないなんて…』 紬『まるで恋する乙女みたい///』 律「違う違う違う!!全然ちがう!!」 紬『でもその人のことで最近は頭がいっぱいなんでしょ?』 律「うっ…いやそうだけどさ…」 紬『それに嫌われないように頑張るだなんて……恋してるとしか…』 律「ち、違うって!!」 紬『もう…りっちゃんたら///』 律「あぁもう!電話切るぞ!!」 紬『あっ、りっ…』 電話を切った。 律「はぁ…相談する人選ミスったか」 律「私が梓に恋なんて…」 確かに梓はかわいい。 ちっちゃいし、ネコ耳が似合うし。 ちょっと生意気なところもいい。 律「だからって、相手は女で後輩で恋なんて飛躍した話…」 唯《え~?もうちょっとこうやってようよぉ》 梓《もう、いい加減離してください!》 唯《ええではないか~ええではないか~》 律「……」 ふと部室であった出来事を思い出した。 なぜか心がチクチクする。 律「…いや、ないない」 律「ありえないって…ははっ」 律「……」 とりあえず、明日からはいつも通りの自分で梓に会おう。 あくまで私は部活の先輩として仲良くなりたいだけだ。 決して特別な感情で動いてるわけない。 そんなことはありえない。 律「ありえねぇーーー!!」 聡「姉ちゃんうるさい」 3